Claude Code の使い方 2026 — インストールから最初のコミットまで
URLには
2025が残っていますが、内容は 2026年8月時点に全面改訂しています。既存のリンクと検索結果を壊さないため、アドレスはそのままにしています。最終更新: 2026-08-25
まとめ: Claude Code の使い方、2026年は何が変わったのか
- クロードコードはもうターミナル専用のCLIではない。ターミナル、VS Code、JetBrains、デスクトップアプリ、Web、モバイル、Slack、Chrome が同じ設定と同じ CLAUDE.md を共有する。
- インストールは
npm install -gではなくネイティブインストーラー一行。 - モデルは Opus 5 / Sonnet 5 / Fable 5 / Haiku 4.5。前の三つはコンテキストが1Mトークン。
- 思考の深さはトークン予算ではなく effort(
low〜max)で決める。budget_tokensは現行モデルで400エラーになる。 - 2026年8月14日から auto モードが Pro・Max・Team の既定の権限モードになった。
日本語の Claude Code 入門記事の多くは2025年に書かれている。インストールコマンドも、モデル名も、思考予算の指定方法も、当時とは違う。「ターミナルで動かすCLIツール」という冒頭の一文からして事実ではない。だから手順書より先に、どこで使えるのかから入る。
1. Claude Code が動く場所
新機能が最初に届くのはターミナルCLIだ。ただし今は入口が八つある。VS Code・Cursor 拡張(インライン diff と plan レビュー)、JetBrains プラグイン、デスクトップアプリ(視覚的な diff、並列セッション、予約実行)、Web(claude.ai/code、ローカルへのインストール不要)、モバイルアプリ、Slack での @Claude メンション、そして Chrome。
数より重要なのは、どこから入っても同じ CLAUDE.md と同じ MCP 設定を読むという点だ。セッション自体も移動する。claude --teleport で Web のセッションをターミナルに引き寄せ、/desktop でターミナルのセッションをデスクトップアプリに出せる。
2. インストール
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash # macOS・Linux・WSL
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex # Windows PowerShell
パッケージマネージャーなら brew install --cask claude-code と winget install Anthropic.ClaudeCode。Homebrew の claude-code は安定チャンネルで最新より一週間ほど遅れ、claude-code@latest が最新を追う。自動更新されるのはネイティブインストーラーだけだ。
Windows では Git for Windows がもう必須ではない。2026年第18週(v2.1.120)以降、Git Bash がなければ PowerShell をシェルツールとして使う。インストール後はプロジェクトのフォルダで claude と打つだけ。おかしいと感じたら /doctor がセットアップ全体を点検し、直せるものは直してくれる。
3. 最初の30分
/init を打つ。 プロジェクトを読んで CLAUDE.md の下書きを作る。毎セッション自動で読み込まれる説明書だ。ここで欲張ってはいけない。公式ドキュメントは「この行を消したら Claude が間違えるようになるか」を各行に問い、そうでないなら消せと明言している。長い CLAUDE.md は半分無視される。配置と読み込み順は Claude Code の CLAUDE.md 書き方 にまとめてある。
Shift+Tab で plan モードに入る。 ファイルに触れず計画だけを出す。計画を直すほうがコードを巻き戻すより安い。より形式的な方法論が欲しければ 仕様駆動開発 を見るといい。
検証できる条件を渡す。 ここで差がつく。「ログインのバグを直して」より「npm test -- auth が通るまで直して」のほうが結果がいい。自分で採点する手段が要る。テストでもビルドでもスクリーンショット比較でもいい。条件をセッションの目標として固定するなら /goal を使う。この検証ループがなぜ決定的なのかは エージェントのハーネス設計 にある。
コミットする。 「変更を論理単位に分けてコミットして」と言えば diff を読んでメッセージまで書く。違うと思えば Esc を二回、または /rewind で戻す。
つなげるとこうなる。plan モードで「サインアップフォームにメール重複チェックを足したい。npm test -- signup が通る状態で終わらせて」と投げ、出てきた計画を読んで直し、Shift+Tab で抜けて実行させ、テストが緑になったらコミットさせる。
4. モデルと effort
| 別名 | モデル | 正確なID | コンテキスト |
|---|---|---|---|
opus | Claude Opus 5 | claude-opus-5 | 1M |
sonnet | Claude Sonnet 5 | claude-sonnet-5 | 1M |
fable | Claude Fable 5 | claude-fable-5 | 1M |
haiku | Claude Haiku 4.5 | claude-haiku-4-5 | 200K |
モデルIDに日付を付けてはいけない。claude-opus-5 が完全なIDだ。Opus 5 は Claude Code v2.1.219 以上、Sonnet 5 は v2.1.197 以上、Fable 5 は v2.1.170 以上が必要で、Fable 5 は既定ではなく /model fable で自分で選ぶ。
思考の深さは effort で決める。low から max まで五段階、既定は high、/effort xhigh で切り替える。2025年の記事がよく間違えるのがこの二点だ。budget_tokens で予算を数値指定する方式は消えて現行モデルでは400エラーになる。そして ultrathink は今も効くが、think hard はキーワードではなくただのテキストとして扱われる。
5. 権限とコンテキスト
2026年8月14日から、Pro・Max・Team の対話型セッションは auto モードが既定になった。別の分類器モデルが Claude の行動を検査し、危険なものだけを止める。権限モードは六種類あり Shift+Tab で切り替わる。確認を押すのが面倒だから権限チェックごと切れ、という2025年式の案内が意味を失った理由だ。チェックを完全に迂回するモードは、隔離されたコンテナやVMで回すとき用に位置づけが下がった。日常の作業で触ることはない。
コンテキストウィンドウは今も性能の根本的な制約だ。作業を変えるときは /clear、続けるなら /compact <指示>、戻すなら /rewind、本筋を汚したくない脇の質問は記録に残らない /btw、いま何が読み込まれているかは /context。範囲を切らない「このコードベースを調べて」が典型的な浪費になる。
6. 2025年の記事から消すべきもの
| 古い記述 | 2026年8月 |
|---|---|
| ターミナル専用CLI | 八つの入口、設定を共有 |
npm install -g | ネイティブインストーラー |
| Windows は Git Bash 必須 | PowerShell フォールバック |
| Sonnet 3.7 / Opus 4.1 | Opus 5 / Sonnet 5 / Fable 5 |
| コンテキスト 200K | 1M |
budget_tokens | effort レベル |
| think hard の3段階 | キーワードは ultrathink のみ |
| 権限迂回フラグが標準 | auto モードが既定 |
/agents パネル | v2.1.198 で削除 |
| Task ツール | ツール名は Agent |
| Claude Code SDK | Claude Agent SDK |
7. 次の一歩
Claude Code は Free には含まれず Pro から使える。Max は上限が広く、Team は Standard と Premium の二段階、Enterprise はシート単位だ。価格の表示は決済通貨によって変わるので、公式の価格ページで確認するのが確実だ。残りの上限は /usage がスキル・サブエージェント・プラグイン・MCPサーバー別に分解して見せてくれる。ピーク時間帯の配分変更については Claude Code の利用上限 にまとめた。
Mac で GUI から複数の作業を同時に回したいなら Claude Code の並列実行、外部のイベントを実行中のセッションに流し込みたいなら Claude Code Channels へ。Channels は並列実行の手段ではなく、セッションへの通知経路だ。